このライトノベルがすごい!文庫 スペシャルブログ

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君の止まり木はたぶん俺で俺の止まり木は必ず君―第10話―  大間九郎

そんなこんなそんなこんなそんなこんなそんなこんなそんなこんな

6月某日
目の前には河童、そしてT氏。河童は小さな靴下をカギ針で編んでいる。
「そんなわけで銀賞です」
河童がカギ針をT氏の手の甲に突き立てる。
「に~~~~~~~~!!!!!!」
「おいT、この代償どうしてくれるんだ? 俺はお前に大賞にしろと命じたはずだぞ? どうする? 24時間耐久河童相撲でもするか? それとも差額の400万お前が払うか?」
「!!!!バカか! 俺に受賞作を決める権限などあるはず無かろう! 銀賞でもありがたいと思え! こんな本に100万なんてドブに捨てるのと一緒だわ!」
「T~物は考えようだ。お前の目が節穴でこの作品は金を産む卵かも知れんぞ?」
「選考委員の先生方がお決めになられたのだ! その方々の目は節穴ではないわ!」
「誰が酷評していた?」
「そんなこと言えるはず無かろう!」
「T~~~~」
カギ針を深くまで突き立てグリグリする河童。涙を流しながらも口を割らないT氏。暴力には屈しない、これが宝島魂なのか!? よく分からんけど。
「まぁ良い、次の一手は考えている」
河童が今までに見せた事のないほど悪い顔で笑う。空いている手で『このライトノベルがすごい!2010』の表紙をめくる。
「コイツも審査員であったよのぅ」
「バカ! 今この人に何かあったら俺の編集人生終わるわ!」
「ほぅ、つまり一(いち)蓮(れん)托(たく)生(しょう)」
「どこがじゃ!」
河童が指さした先には女性の写真、「特別選考委員・栗山千明(女優)」
「この人にお話を伺うとしよう」
河童の目が真っ赤に光る。

―――「このラノ大賞」銀賞受賞




※本作はフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係ありません。

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作者への質問大募集!

第1回『このライトノベルがすごい!』大賞受賞作品が9月10日に刊行されました!
刊行から3週間が経過したというころで、各作者への質問を大募集します!

大賞 『ランジーン×コード』 大泉貴
金賞 『僕たちは監視されている』 里田和登
栗山千明賞 『ファンダ・メンダ・マウス』 大間九郎
特別賞 『伝説兄妹!』 おかもと(仮)
優秀賞 『暴走少女と妄想少年』 木野裕喜

langenekanshiMausu







bousoudensetsu






気になるあのキャラクターのことや、創作のきっかけなど、
あなたの、聞きたいあの質問を作者に聞いてみませんか?

このエントリーの下部コメント欄に自由に質問を書き込んでください。
質問内容は作者全員でも個別の作者への質問でもOKです。
※個別作者への質問の場合はコメントに誰への質問かを明記してください。
締め切りは10月中旬頃を予定。
質問及び回答は後日このブログで公開予定。

皆様からの質問待ってます!

※ いただいたコメントの中から質問事項を編集部で選択させていただき作者に届けます。
質問は、後日、著者からの回答とともに掲載いたします。

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君の止まり木はたぶん俺で俺の止まり木は必ず君―第9話―  大間九郎

そんなこんなそんなこんなそんなこんなそんなこんなそんな

5月某日
宝島社、でっかいビルだわー。何? ここ全部? ワンフロアとかじゃなくて? 警備員がいる! ずっと見てる! 走って逃げようかな? 土下座すれば許してくれっかな?
「人間。早く入れ」
「バカか、警備員がお前の事めっさ見てるわ。なんでついてきた河童」
「人間。ここからが勝負だ、お前ひとりでは心もとない」
「まぁ確かに俺ひとりでは心細い」
「入るぞ」
「お、おう」
「警備員。俺はここに用がある、このラノ編集部のTを呼べ」
「アポイントは?」
「いいから連絡しろ、大間が来たと伝えれば分かる」
「…………」
警備員が電話で誰かと話している。
「中へどうぞ」
「うむ」

◆ ◆ ◆

「河童!」
「ほう、俺の事を覚えているのかT」
「覚えているわ! 毎晩俺の枕もとで四股踏みやがって! 『大間だ~大間を通せ~』って毎晩! 毎晩!」
T氏は泣いている。よほど怖かったのだろう。
「大間を通しただろう! まだ何か俺に用か!」
「今日は大間の付き添いだ」
「畜生! やっぱりグルか!」
 いや、それはそうだろう。なに? 今まで気付かなかったの? 
河童を睨むT氏、不敵に笑う河童。
河童はペコリと頭を下げる。
「この度は三次通過させていただき、誠にありがとうございます。これからも末長く大間にご指導、御鞭撻ください。宜しくお願いします」
 河童! 
「あら? 何? いやいやいや頭上げてください。この河童、良い河童? なんか俺感動して涙出そう」
 いやいやいやいやT氏、アンタ、それは。

―――「このラノ大賞」三次通過・宝島社訪問




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