『睦笠神社と神さまじゃない人たち』     
著:深沢 仁/イラスト:Nardack


「その男は混沌の者にちがいない。

人間とそう変わらない容姿をしている者も
         
           たくさんおるからな」
                               

好評発売中の『睦笠神社と神さまじゃない人たち』に登場するのは、“神さまじゃないひとたち”。
この“じゃない”には、主人公・冬基や、幼なじみ綾乃や主人公の祖父である宮司をはじめとする普通の人間、そしてライや恫烙(どうらく)などの「天(そら)と混沌(こんとん)の者」、妖(あやかし)たちが含まれています。

特別書き下ろし『睦笠神社と神さまじゃない人たち -外伝-』の登場人物は、この「混沌の者」たち。
ライ曰く「混沌の者は陰に溜まる」と評された彼らの姿とは?
 

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イタチライSD_color『睦笠神社と神さまじゃない人たち』――高校一年生の冬基は、睦笠神社の神主である祖父と二人、神事をこなしつつ平穏な日々を送っていた。そんなある日、冬基は弱ったイタチを助けたのだが……「我は、天と混沌の者である! 我のことはライと呼ぶがいい!」――イタチは謎の美少女ライへと変化、神社に居座ってしまう。美少女の登場と共に息を潜めていた物の怪たちが暗躍を始め、奇妙な事件が起こり始め……。


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『睦笠神社と神さまじゃない人たち -外伝-』

「俺にとっては悪くない時代だなあ。まあ、だれも妖怪なんて信じてない世の中が嫌だって言うやつも知ってるが、俺はこれくらいでいいなあ。うまい酒がそこらじゅうで飲める」
 男はそう言ってから、にやにやと笑い、ちいさなグラスに入った日本酒を飲んだ。頭髪はあまりなく、顔は無精髭で覆われている上に部屋が暗いせいでよく見えない。
 とにかく醜いことはたしかだ、と恫烙(どうらく)は思った。全体的に脂肪が多すぎるが、特に腹まわりがひどい。半分ほど切り落としても問題ないだろう、きっと。
 髭男の格好は、安物のTシャツに、拾いもののジャンパーとジーンズ、公園で泥酔していた人間の男から奪ったという靴。一見するとセンスがないだけで異様な格好ではないのだが、男の体臭というか気配というか、とにかく傍にいるだけで玉ねぎが腐ったような臭いが漂ってきて、不愉快になる。グラスを置いた男がにやけた顔を近づけてきたので、恫烙は身を引いた。
 恫烙自身は、いつものとおり黒い着物を着ている。
「なんだよお、飲めよお、天狗」
 男が笑いながら言う。恫烙は首を振ってから、煙草を取り出して火をつけた。
「酒なら昔のほうがうまかった」
 恫烙は言う。
「そりゃあ、お前らみたいな強い魔物には、うまい酒も食い物もたらふくあっただろうよ。天狗かあ。初めて会ったぞ、俺は。天狗かあ」
「安い居酒屋だ。壁は薄いぞ、天井嘗(てんじょうなめ)
 男――天井嘗は、げらげらと笑う。
「聞こえたとして、だれも信じねえよお――。妖怪がとなりの部屋にいるぞってかあ? こんなうるせえ居酒屋で?」
 テーブルの端の灰皿に手を伸ばすふりをして、大声で笑う天井嘗からさらに離れる。うるさいのも、臭いのも、恫烙は嫌いだった。
 煙草の煙を深く吸い込む。煙草も、昔のほうがうまかった。
「いい時代だ。だれも妖怪を信じねえ。だから、いざ出たときに退散させる方法も、だれも知らねえ。俺みたいな低級な妖怪にも、やつらは腰を抜かすんだ、おもしれえだろ」
「お前が住んでるあの公園の近くでは、たしかに妙な噂を聞く」
「天井を舐めて染みを残すだけの妖怪が、怪談になれる時代だ! いい時代じゃあねえか、天狗よお。お前は権威がなくなったような気がして、気分が悪いかもしれんがな」
 恫烙は煙草の灰を落としてから、天井嘗の顔をまっすぐに見て、鼻で笑った。それだけだったが、天井嘗は一瞬気圧されたように真顔になった。恫烙はすぐに興味をなくしたように視線を逸らして、もう一口煙草を吸う。
「それで――。浮浪者のふりをして、人間を驚かせるのか?」
「あ、ああ、そうだ、そうだよ。へへっ。酒を飲む金がなくなったら、混沌が満ちる深夜を待って、公園のまわりを徘徊する。適当に金を持ってそうな人間が見つかるまでな」
「それで?」
「簡単だ。ほかに人がいないのを確かめたら、声をかける。金を恵んでくれだの、飢え死にしそうだの、なんでもいい。たいてい立ち去ろうとするが――」
 天井嘗はそこまで言うと、口を大きく開けて、舌を伸ばした。長い、長い舌だ。赤黒いそれは蛇のように蠢いて上に伸びていったが、天井までは届かなかった。天井嘗は少し考えてから、天井ではなく壁を舐めることにしたらしい。ずぞっ、と気味の悪い音を立てて、舌が壁を舐める。舐めた場所に、黒っぽい染みができる。恫烙は冷ややかに言う。
「この程度の酒で酔ってるのか? いまのお前は、天井嘗じゃない、壁嘗(かべなめ)だ」
「へっ。いいんだよ、力が弱まったところで、別にだれかと戦うわけじゃねえんだ。とにかくこの舌で、人間の足首を掴んで、転ばせる。わけもわからず転んでから、相手は自分の足に絡まる俺の舌に気づき、悲鳴をあげる。俺は相手に馬乗りになって、ポケットからナイフを取り出して見せる。舌とナイフを見せながら、金を出せと言われれば、出さない人間はいない」
 嫌な時代になった、と恫烙は思った。妖怪が、恥ずかしげもなく、むしろ誇らしくナイフを使う時代だ。
 煙草を消して、息を吐く。
「それで人間を殺すのか?」
「殺す? 殺しはしねえよ。そんなことしたら、あの公園にいられなくなる。近所の食い物がうまい店も、そこの酒の味も、ぜんぶ覚えてんだぞ。あの場所は気に入ってんだ」
「ひとりも殺したことがないのか?」
「ねえよ。――ああ、でも、ぼこぼこに殴ったことなら一度あるな。へへっ。大人しく金を出さなかったやつがいてな。怯えながらも、俺の舌をカバンで殴ったんだ。痛かった。それで、ついかっとなって」
「殴ったのか。刺さずに?」
「さあ――。あんまり覚えちゃいねえ。とにかく、気づいたら相手は動かなくなってた。俺は金を奪って、家に――公園の隅のダンボールってことだが――帰った。そのあとは大人しくしてたな。その男が被害届でも出したのか知らねえが、しばらく警察みたいなのがうろちょろしてたから、危ねえと思って――。それに動く必要もなかった。その男、すげえ金持ちだったんだよ。現金が二十万ちかく入ってたんだ、二十万だぞ? ああ、あいつ、また会いてえなあ。しばらく酒には困らなかった。一年くらい前の話かあ……」
 天井嘗はさらに酒を飲んだ。グラスにあった分をすべて飲み干すと、空になったことが気に入らない、という顔で、グラスを逆さまにした。そして大儀そうに、部屋の入り口についているボタンに手を伸ばした。さらに酒を頼む気らしい。
「死んださ」
 恫烙はつぶやく。
「ああん?」
 天井嘗が、ボタンを押そうとしながら生返事をする。
「お前が襲った男は死んだ」
「なにを――」
 ボタンを押す前に、がらっ、と部屋のドアが開いた。紺色の、作務衣のような居酒屋の制服を着た若い男が入ってくる。天井嘗はそっちを振り返り、「お、ちょうどいい。これとおなじ酒――」と言おうとした。
 恫烙は天井嘗の後ろ首を右手で掴んだ。「ぐぇ」と天井嘗が呻き声を漏らす。部屋に入ってきた若い男が、素早くドアを閉める。
「て、天狗、てめぇ、なにを――」
「黙って話を聞け。殺すぞ」
 天井嘗は、口を数回開閉させたが、声は出さなかった。出せなかったのかもしれない。
 恫烙は、そのまま天井嘗の顔をテーブルに押しつけた。天井嘗の呼吸が乱れて、ひどい臭いがした。
 制服を着た男は、ほとんど無表情で、天井嘗を見下ろしている。
「一年前、お前が左肩を刺して、顔の形が変わるまで殴った中年の金持ちの男は、一週間経って、病院で死んだ」
「なっ、なんで、お前が、そんな――」
「この人間の父親だ」
 天井嘗が目を見開いて男のほうを振り返ろうとしたが、恫烙に首根っこを押さえられているせいで成功はしなかった。
「そ、それで、それが俺を、俺を、どうするつもり――」
「喋るな。ひどい臭いがする」
 恫烙はそう言ってから、若い男を見た。
「ここで働いてるのか?」
「シフトはもう終わりました。みんなは俺が帰ったと思ってます」
 若い男は抑揚のない声で言う。その視線は、天井嘗から逸れない。
「これがお前の父親を殺した妖怪だ」
「はい。となりの部屋で、ずっと聞いてました」
 男はそう言うと、天井嘗から視線を逸らさないまま、ゆっくりと恫烙の側に歩いてきて、天井嘗の顔を見下ろした。恫烙の片手で押さえられている天井嘗の身体は、ひどく震えていた。天井嘗の視線がせわしなく、若い男と洞烙の間を行ったり来たりする。恫烙は首をかしげて囁いた。
「壁が薄いと、言っただろ」
「あ、ああ、おれ、お前は、天狗、貴様、おれ、っつ――」
 軽く首を締めると、うまく呼吸ができなくなったのか、天井嘗の口から奇妙な音がした。
「金は」
 恫烙は天井嘗のことは気にせずに、若い男を見上げる。相手はやっと恫烙を見た。ゆっくりととなりに膝をつくと、ポケットから茶色い封筒を取り出す。
「ここで働いて、貯めました」
「貯め方に興味はない。幾らある」
「約束どおり、四十万です」
「テーブルに置け」
 恫烙は低い声で言う。たしかめる必要はない。ここで自分を欺くほどの危険は犯さないだろう。
 右手を緩めると、「人間に仲間を売るのは、許されん、ぞ、天狗……」天井嘗が掠れた声で言った。恫烙は一瞬だけ微笑む。
「アル中の阿呆に、仲間呼ばわりされるとは心外だ。酒は力を弱らせる。まともな妖怪なら、初対面の相手に酔うほど飲まない。ましてや天井に舌を届かせることもできなくなるまで飲むなんて、無能のやることだ。いまのお前は、ただの人間よりも弱い」
「貴様!」
 天井嘗が口を開けた。恐怖に怒りが勝ったらしい。赤黒い舌が勢いよく恫烙に伸びてくる。右に座った若い男が一瞬びくりとした。恫烙は慌てず騒がず左手で舌を掴むと、右手を天井嘗の首から放し、テーブルにあった箸を掴んだ。「はふぇっ」舌を掴まれた天井嘗がなにか言いかけたのを無視して、箸を勢いよく、舌の先端に突き刺した。
「――っ!  ――っつ!!」
 声にならない呻き声をあげながら、天井嘗は狂ったように必死な顔で、両手を舌に伸ばそうとする。恫烙は若い男をちらりと見る。相手は思い出したように立ち上がって、恫烙に渡された箸を持った。
 恫烙は、舌の先を男に任せて、自分は天井嘗の両手を後ろで押さえた。
 弱い、と思った。こんなに弱い妖怪は、この世に存在する価値がない。
 臭いに顔をしかめながらも、右手で天井嘗の身体を探ると、ポケットから折りたたみ式のナイフが出てきた。
「ナイフに頼る妖怪なんざ妖怪じゃない」
「――っつ! ――っつ」
「お前、ちゃんと押さえてろよ」
 若い男は、額から汗を流しながらも、冷静な顔で頷いた。箸を――つまり天井嘗の舌をテーブルに載せ、傍にあったおしぼりで、舌を押さえる。
 恫烙はナイフの刃を出して、天井嘗に見える場所で振ってみせた。
 恐怖で気が狂いそうになっている天井嘗が、必死に抵抗する。
 しかし、死にもの狂いになっても、恫烙の片手を振り払うことすら彼にはできない。
 恫烙はナイフを天井嘗の口元に近づける。

「      」

 悲鳴はあがらなかった。
 かわりに、ぶちっ、という嫌な音がした。
 天井嘗が急に動かなくなり、舌を押さえていた若い男が尻餅をついた。
 テーブルの上で、切り取られた舌が蛇のように動く。血はほとんど出ていない。
 恫烙は天井嘗を放した。若い男が箸とおしぼりを手放す。まだ蠢く舌を、恫烙は着物の袖から取り出したビニール袋に入れて、また袖に戻した。
「し、死んだ、んです、か」
 若い男が、なんとかそう言った。恫烙はおしぼりで手を拭きながら首を横に振る。
「いや」
 右足で軽く蹴ると、天井嘗は仰向けに倒れた。白目を剥いて痙攣している。
「生きてるだろ。妖怪はそう簡単には死なない」
「――このまま放っておけば、死にますか」
「このまま放っておいても、死なん。言ったろ。俺は殺しはやらない」
 天井嘗を見下ろしていた男が、ゆっくりと恫烙を見上げる。
「四十万で、俺はなにを約束した?」
「父の仇を捕まえてくれると」
「そして?」
「舌はもらうが、あとは好きにしていいと――。どうすればこの化け物を殺せるんですか」
「このまま放っておくと、舌の先が少しだけ回復して、こいつは目を覚ます。力のほとんどは舌に宿ってたから、しばらくは――人間の老人と変わらないほどに弱いままだろうが、とにかく死なない。そして、またそこらじゅうの天井を舐めて、力が溜まると、舌が育つ」
「心臓を刺せば、死にますか」
「もっと確実な方法がある。もっと苦しませる方法だ」
 恫烙は、テーブルの上に置いてあった茶色い封筒を手に取った。若い男を見下ろす。緊張した顔つきをしていた相手は、三秒くらいしてから、意図を察したようだった。
 慌てたようにポケットに手を伸ばすと、安っぽい黒財布を取り出す。中には数千円しか入っていなかった。
「あ、ご、後日でよければ、あの――」
「いい。お前とは二度と会う気はない」
 封筒を着物の袖にしまって、恫烙は、今度は瓢箪を取り出した。二十センチほどの大きさだ。若い男は怪訝な顔をする。
「この阿呆は、この部屋に入って以来日本酒を飲み続けていた。どうして日本酒が妖怪を弱らせるのか知ってるか?」
「よ――酔っぱらうから、ですか?」
 たしかにいまの時代の人間は、妖怪に関して無知だ、と恫烙は思った。
「酒の原料はなんだ」
「米です」
「穀物、特に米には、霊力が宿ってる。魔を祓う力。米は日本人の主食で、生命の源であり、生きる上で不可欠なもの。それだけの価値があり、力がある。だから人々はその収穫を願い豊穣を祝う。神にも捧げる」
「――?」
 恫烙は瓢箪を差し出す。相手は、まだよくわからないという顔で瓢箪を受け取った。
「神社に行ったことは?」
「あ、あります、けど……」
「その中身は、神前に供えられた酒だ。特別に清い酒。いまのこいつに飲ませれば最高の毒薬になる。腐った口の中に垂らしてやればもがき苦しむ。余ったらお前が飲め。お前にはただの上等な酒だ」
 若い男がはっとして瓢箪を見て、それから気絶したままの天井嘗を見下ろした。
「言っておくが、殺すとしたら、死体が残るぞ」
「妖怪の死体、ですか……?」
「いや、舌のないこいつが妖怪だとわかる人間は、おそらくいない。舌を切られて死んだ人間のように見えるだろう」
「――――……」
 若い男は黙ったが、その表情からするに、気持ちは変わらないようだった。恫烙は出口に向かいながら口を開く。
「苦しめたいなら、目が覚めるまで待つんだな。二、三十分はこのままだ」
「きょうは大きな飲み会があって、どっちもあと二時間くらい続きます。店員はみんな忙しくて、呼ばないかぎり、こんな部屋には来ない」
 若い男が早口に言う。恫烙に喋っているというより、自分に言い聞かせているような口調だった。
「俺のことはだれにも言うなよ」
「――あの」
 ドアを開けて出て行こうとした直前、声をかけられた。恫烙は立ち止まる。
「あの、あなたも、妖怪なんですか……?」
 恫烙はゆっくり振り返る。
 緊張した面持ちの相手と目が合う。
 顔をまっすぐに見て鼻で笑うが、相手は目を逸らさなかった。
「そうだ」
「天狗だって……」
「俺のことも殺したいのか?」
「ちがいます!」
 相手は大きな声を出した。それから俯く。
「ちがい、ます。ただ……。妖怪が妖怪を売るって、なんか不思議だなって、思っただけで……」
「人間も人間を売るだろう」
 若い男は顔をあげて、なにか言いたそうな顔をして、なにも言えずにまた俯いた。
 恫烙は部屋を出る。部屋にいてもうるさいと思っていたが、廊下に出ると、大部屋の団体はさらにうるさかった。顔をしかめて、さっさと店を出る。レジで電話に出ていた店員は気づきもしない。
 外に出て、煙草を取り出して、一本くわえる。
 自分の手からは嫌な臭いがした。手を洗ってくればよかった。
 これから苦しみ抜いて死ぬ天井嘗のことを考えて、彼は一瞬だけ笑みを浮かべる。
 それから、酒を盗んだ神社のことを思い出した。睦笠(むつかさ)神社という、あまり大きくない神社。あそこにも妖怪がいるらしい。少なくとも、睦笠神社の孫は少女に変化(へんげ)する化け物を飼っているという噂を、子どもがしているのを聞いた。
 それでとりあえず神社に行ったら、神社らしくない気配――禍々しいなにかを感じたので、気軽に中に入れた。そこにいた女を魅入らせて、カラスの絵馬を置いた。境内で妖怪の類を見かければ、カラスが恫烙に知らせるだろう。
 うまくいけば、妖怪が捕まえられる。高く売れるといいのだが。
 酒を盗んだのはほんの思いつきだった。
 他者を苦しませる思いつきをするのが、恫烙は得意だった。
 煙草の煙を吐き出して、彼は歩き出す。数歩あとには、天井嘗のことはどうでもよくなっている。
 黒い着物を着た彼は、そのまま夜に溶けるように、人混みに紛れて消えた。

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著者:深沢 仁
出版:宝島社
(2013-08-10)




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