スペシャルブログの更新1回目ということで、今回は第1回『このライトノベルがすごい!』大賞の大賞を受賞した
大泉 貴さんのインタビューをアップです!
第1回『このライトノベルがすごい!』大賞 大賞作品
『ランジーン×コード』
著者:大泉 貴
イラスト:しばの番茶
――まずは、第1回『このライトノベルがすごい!』大賞の大賞受賞おめでとうございます。
聞きたいことは色々あるのですが、まず受賞の電話を受けたときのことを教えてください。
大泉
わりと平静でしたね。連絡を受けた後、研究室のパソコンのキーボードを打つ指が震えたり、家に帰ろうとして、逆方向の電車に乗っちゃったり、急にお腹が痛くなってトイレに駆け込んだり、頭痛に襲われたりするくらい、平静でした。
――それは、とても平静でしたね。(笑)
受賞の発表から1週間が経ったわけですが何か周りの環境の変化などはありましたか?
大泉
なぜかみんな、僕が受賞したことを報告しようとすると、彼女ができた報告だと勘違いされることが多かったですね。
あと、女の子から1日デ―トを申し込まれました。iPad購入が条件みたいです。
――iPad購入が条件ですか……。それは、賞金目当て……、いやいや、そんなはずありません!
うまくいくといいですね。ええ。
話題を変えましょう。はじめて小説を書きはじめたのはいつ頃からですか?
大泉
小学四年生の頃に、某亀の怪獣が出てくる妄想小説を大学ノートに綴ったのが最初です。
――なるほど、随分早くから、書き始めていたんですね。好きな作品や作家などはいたりするんでしょうか?
大泉
そうですね、日本の作家だと小松左京さん、京極夏彦さん、金城一紀さん、有川浩さん、瀬名秀明さんなどでしょうか。海外では、アーサー・C・クラーク、テッド・チャン、グレッグ・イーガンなども読みます。ライトノベルでは、フルメタとSOS団の団長様の小説でしょうか。
――第1回『このライトノベルがすごい!』大賞に応募しようと思ったのはなぜですか?
大泉
母が朝日新聞にあった広告を見つけてきたのがきっかけです。ラノベは、以前から別の新人賞で投稿を続けていましたが、『このミス』大賞に以前から興味があり、それのライトノベル版ということで応募しました。
――なるほど。お母さんが広告を見つけなければ、大賞受賞もなかったわけですね。
本作品を書くきっかけなどはあったんですか?
大泉
正直いって、もうよく覚えていません。高校のころに、テッド・チャンの『あなたの人生の物語』という小説を読んでそれに触発されたのだと思っていましたが、中学の頃に書いたメモに、コトモノの原型のアイデアがすでに記されていました。
――中学のときですか…。随分、長くあたためていたアイデアだったんですね。ちなみにご自身が考える『ランジーン×コード』の魅力はどんなところですか?
大泉
それは、もう、しばの番茶先生のイラストです!
――ストーリーとかじゃないんですか?(笑)
大泉
いや、これ本当に見所ですよ。特に、真木成美のイラストに僕と担当さんは悶えていました。
――それでは、これを読んでくださっている読者の皆様にメッセージをお願いします。
大泉
この小説にはコトモノというわけのわからない存在が出てきます。「こんな連中、いるわけねぇだろ!」とツッコミを入れながら、彼らの『物語』を楽しんでいただけたらと願っております。どうぞ、拙著『ランジーン×コード』をどうかよろしくお願いいたします。
――ちなみに、賞金の使い道は?
大泉
友人の談ですが、賞金が入った口座の残高明細を印刷して、ファイルに入れて永久保存という案にちょっと惹かれました。個人的には、賞金の札束で頭を殴られたいです。
――なかなか個性的な使い道ですね……。ありがとうございました。
大泉 貴さんの『ランジーン×コード』は9月10日刊行予定です。
今後も各受賞者インタビューを順次更新予定です。お楽しみに!
受賞作特集 http://award2010.konorano.jp/
大賞公式サイト http://konorano.jp/
公式ツイッター http://twitter.com/konorano_jp
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