
《2》
【外交部門の提出書類は規定の形式に沿って作らなければならない。それは魔王パムであっても例外ではない】
魔王パムがノートパソコンに向かっている。どうやら今後の訓練計画について打ちこんでいるようだが、タイピングが覚束ない。左右の人差し指を一本ずつ立てて、一文字一文字打ちこんでいるが、それでも時折失敗して「ああ!」「そっちじゃない!」なんてことを叫んだり、「これどうやって消すんだろう」「元のページに戻す方法は……」なんてことで止まったりと一向に進まない。
場面が変わった。
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