人気の「モテ泣き」シリーズ、
8月(6巻)・9月(7巻)の
連続刊行&完結です!
いよいよクライマックスゥ!!!!!!!!
な、6巻冒頭をちょっと公開!!
著:谷 春慶/イラスト:奈月ここ
地獄の蓋フルオープン! 死者の霊が溢れだし、街はパニック状態に!!
だがゲス男・望月砕月はそんな中でもビョーキ全開!
迫り来る死者、ハルマラ率いるウィザード軍団、
そして事件の黒幕・オピウムと激しい攻防を繰り広げながら、
修羅場を発生しながら、砕月は事件の真相に迫る!
が、明らかになっていく真実は、ベリーハードなものだった……。
けど、ゲス男・望月砕月はそんな中でもビョーキ全開なんですけどね!!
↑な、6巻の冒頭部分をちょっとだけ公開します!!
◆前巻では、いったいどんな事になっちゃってたのか、知りたい方は、こちら!
『モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)5』
エンディングの立ち読みができます!!◆
『モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)5』
エンディングの立ち読みができます!!◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
Prologue【善良なゲスは公僕である】
雲霞のような影がけぶって、周囲の見通しは悪かった。その上、空では紫がかったドス黒い雲が幾重にもわだかまり、おまけに僕らがいるのは森のなか。うす暗くて、いろんなものの輪郭だって曖昧だ。
ええ、はい、現在進行形で世界がピンチだったりします。現実逃避の意味も込めて内心で「世界が滅ぶとか、なにそれ超ウケるんですけど?」とぼやいてみた……うん、僕こと望月砕月はメンタル的にそろそろ限界かもしれません。
「ゲツ君、後ろ!」
金髪美少女ウバタマことタマさんの声に、僕は背後も確認せず後ろ蹴りを放つ。羽毛の塊を蹴り抜いたような感覚。勢いのまま振り返れば、黒い物体が綿埃のようにボロボロと崩れ落ちていく。ほんと、もう、こいつら、倒しても倒してもキリがない。
次から次に襲いかかってくるのは質量をもった影の化け物だ。
黒い影が人の輪郭を持ち、その影の濃淡で目と口くらいは判別できる。基本的には真っ黒なんだけど、こちらをつかんだりする時だけ体の一部が実体化する。動きは遅いし、殴れば崩れる程度にもろい。でも、油断はできない。さっき足首をつかまれた時にわかったことだけど、こいつら力が強いのだ。それ以上に厄介なのは、この数の多さ。木々の間にユラユラと立っていて、ゆっくりと、でも確実に包囲網をせばめてくる。
この影の化け物を黄泉醜女というらしい。ちなみに黄泉醜女というのは、日本神話でいうあの世、黄泉の国に出てくるゾンビみたいな鬼なのだとか、僕の義父である望月大和が教えてくれた。その義父さんも、僕らと一緒になって黄泉醜女をボコっている。
不意に後ろから肩をつかまれた。
とっさに反転しながら振りほどいて、背後の気配と距離を取る。黒い影がうめきながらよろける。そいつは他の黄泉醜女とは違って、剣のような武器を持っていた。だが、動きは緩慢だ。剣をもった黄泉醜女は、その武器を使わずに僕をつかもうと手をのばしてくる。ハイキックをこめかみにブチ込んでやった。顔がサッカーボールのように飛んでいき、体のほうはあっというまに霧散する。
ええい! きりがない! 負けるとは思わないけど、スタミナにだって限界はある。それなのに、下山できてる気がしない。タマもどうやら同じ気持ちだったらしく……
「もう、うっとうしい!」
癇癪を起こしたような声をあげ、タマが大鎌を脇構えに構えた。一呼吸置く。大鎌の刃がうっすらと青白い光を帯びた。
すごく嫌な予感がする。
「……ゲツ君、伏せて!」
タマが放射状に衝撃波を放った瞬間、僕は勢いよく倒れ込んだ。自然と土下座の上位概念である五体投地のような姿勢。そんな僕の上を青白い閃光がすっ飛んでいく。バサバサと葉っぱの音が聞こえるけど、どうやらその辺の木々ごと敵を一網打尽にしたみたい……
あいかわらずタマはムチャクチャなことをする。さすがはウィザードだ。世界をオワコンにしちゃうバグをサーチ&デストロイするスーパーナチュラルなソルジャーなだけある。
「……タマちゃん、僕も射線上にいたんだけど?」
五体投地状態の義父さんが抗議の声をあげていた。実父じゃないけど、とっさに伏せた時の姿勢が同じものになってしまうとか、やっぱり僕らは親子だと思う。ちなみに僕はバグを倒す才能を持つデバッガという人間らしい。で、義父さんもデバッガなんだってさ。
「生きててよかったね☆」
今日もキラキラスマイルを浮かべるタマさんだった。
癖一つないサラサラの金髪に紫色の瞳、見た目だけなら天使が空から降ってきたような絶世の美少女だけど、性格がドSであり、基本的にオールレンジで当たりがきつい。
「兄ぃ、大丈夫ですか!」
その声の主にむけて僕は顔をあげた。
猫耳ミニスカ和服姿のロリっ子少女、ハピ子が僕を見下ろしていた。ちなみにハピ子はバグであり、本来ならウィザードの討伐対象なんだけど、実害がないということでスルーされている。その辺は僕の政治力(土下座外交)のたまものだ。
そんなハピ子は背中にロリっ子少女を背負っていた。背中の女の子に意識はないけど、死んでいるわけではない。彼女の名前はアルルーナ、ウィザードのなかでも特別に偉くて強くてかわいいノーブルウィザードという存在らしい。とはいえ、今は無防備状態だからハピ子が背負いながら守らざるをえなかった。最初は義父さんが背負ってたんだけど、戦えないからってハピ子が背負うことになったのだ。
立ちあがって体についた土を払う僕のもとに、タマも駆け寄ってきた。
「ほら、ボケッとしてないで逃げるよ」
タマが僕の右手を取ろうとする前に、もう一人の金髪ツインテールロリ美少女が僕の左手をつかむ。
「タマさん、この人はあたしがいやいや責任もって守るので、足手まといで使えない上まったく必要ないこの人の心配なんて一切しなくていいよ。むしろ忘れちゃっていいから、タマさんは逃げ道確保に勤しんでください」
僕の左手を力強く握って放さないのはウィザードのカンナちゃんだ。
カンナちゃんはタマのかつての相棒で、昔はタマと一緒にバグ退治をしていたらしい。でも、いろいろあって西行法師っていうバグと同化して暴れ回っていた。そんな彼女を野生の日本男児である僕が救ってみせたのだ。だからこそ、こうして僕の手を握っているのだろう。でも、勘弁してほしい。
「カンナちゃん、手を放してくれないか?」
「え? どうして?」
「それはね、僕の骨がミシミシ言ってるからだよ」
もっというと、笑ってるカンナちゃんから明確な殺意のような視線を感じるからだよ。
「だいじょぶだいじょぶ、自分を信じてください☆」
「ちょっ! 力が増した! これ絶対砕ける!」
半泣きで叫んだ僕の前でタマがため息をついた。
「カンナ、ゲツ君は私の道具だから壊しちゃダメ。それに、ゲツ君の護衛は私の役割でしょ? カンナは前衛だって中年ホストに言われたじゃん」
ちなみにタマの言う中年ホストとは僕の義父さんのことだ。
「はい、わかりました、タマさん❤」
満面の笑みを浮かべたカンナちゃんは僕の手を放してくれた。それにしても、カンナちゃんからは、タマに対する好き好き大好き光線が放たれている気がしてならない。
そんな僕らのところに義父さんも駆け寄ってくる。
「仲いいのはかまわないけど、今のうちに囲みを突破しよう」
義父さんとカンナちゃんが先行し、タマと僕とハピ子がそれに続く。
城址のある山は、山道を外れると雑木林になっている。しかも、場所によっては崖のような急こう配なので、とにもかくにも走りにくい。その上、暗いから、ちょっと気を抜けばなにかに足がひっかかるし、無造作に伸びる木の枝が腕や顔に小さい傷を作っていく。でも、気にせず走る。それにしても……
「これから、どうなっちゃうのかな?」
木の枝をつかんで傾斜をおりながらつぶやいた。後ろから軽(かろ)やかに下りてくるタマが「そんなの、どうにかするしかないよ」と返してくる。
「兄ぃ、心配なさらなくても、兄ぃならきっと大丈夫です!」
前を行くハピ子の言葉には、まったくなんの根拠もないんだけど、彼女はガチに本気で言ってるから不思議と元気が出てくる。
「ありがとう、がんばるよ」
とはいえ、今がピンチなことに変わりはない。
バグが暴走して自分好みに世界を創り変えることを神蝕という。
で、この神蝕ってものが起きると、世界はその狂ったルールを許容できなくなって自家中毒に陥り、崩壊してしまうらしい。よくわかんないけど、神蝕が起きたら世界はオワコンということだ。そんでもって、現在、その神蝕が起きちゃってるわけです。
で、その神蝕を起こしたのが元ノーブルウィザードのオピウムという女の人で「ついカッとなって殺った、今も反省してない」とか言い出しそうなプッツン系。こんなことは言いたくないけど、ウィザードって人格的にアレな人が多い気がする。
「痛いっ!」
となりを走るタマに肩を殴られた。非難まじりの視線をむけたら、ジト目で返される。
「なんか、今、すごく失礼なこと考えてたでしょ?」
「考えてないよ。タマはいつもかわいいなとは思ってたけど。なあ、タマ、この戦いが終わったら僕と結婚してくれ」
女の子と見れば、意志に反して口説いたりセクハラしてしまう僕のビョーキに、世界の危機とか関係ない。そんなんだから日常的に修羅場になるんだよ。
「バカなこと言っ!」
タマが大鎌ぶん回した。木の上から黄泉醜女が落ちてきたのだ。足をとめたところで、再び黄泉醜女に囲まれる。先行していた義父さんやカンナちゃんも立ちどまって迎撃していた。僕も目につく奴を片っ端から殴って蹴ってはっ倒す。
ふと肩をつかまれた。振り返りながらハイキック。
「またお前か!」
なんか一体だけ剣を持って武装した奴がいるんだよね。まあ、武器持ってるのにそれ使ってこないから余裕で倒せるんだけど……さっき倒したのと違うのかな? それとも同じ奴なのかな? うーん、こいつら消してもすぐに復活するのか?
「全員伏せて!」
タマの声にすぐさま五体投地。タマはその場で一回転、大鎌を振り回す。ピシュンと音を立て、青白い閃光が周囲一帯を横一文字に薙ぎ払う。大量の黄泉醜女も木々やらなにやらも、まとめてぶっ倒れた。それにしても、タマがムチャクチャ強くなってる気がするんだけど気のせいかな? 僕と出会ったころは大鎌を具現化するだけで精一杯だったのにね。
五体投地から立ちあがった義父さんはすぐに「敵の数がどんどん増えてるから、すぐに移動を開始!」と叫んだ。僕もすぐに立ちあがり……
「ほう、どこへ行くと言うのだ?」
そのハスキーボイスに誰もが動きをとめた。
振り返る。タマが伐採した木々は折り重なるようにして倒れてるんだけど、その樹木のむこう側に人影があった。
神蝕を起こした張本人で黒幕、オピウム……
髪のポニーテールに気の強そうな整った顔立ち、更には露出の多いチューブトップとホットパンツのようなウィザードの制服。こぼれんばかりの巨乳なんだけど、こういう危機的状況下においても、女の子の胸とかヘソとか太ももに目が行ってしまう僕ってほんとにダメ人間だと思う。それを周囲にバレたくないから、あえて眉間に皺を寄せて「今、シリアスです」アピールを忘れない。でも、谷間を凝視してしまう。男に生まれてごめんなさい。でも、僕が悪いっていうよりオピウムの格好が悪いんだと思う。
真剣な顔してアホなことを考える僕を置いて、義父さんがオピウムへと大剣を投げ飛ばした。緑色の大剣は一条の光となってオピウムへと迫る。だが、いつのまにか異形の剣がオピウムの手の内にあった。諸刃の直刀からは木の枝のように互い違いに小さな刃が伸び、剣から剣が生えているような形をしている。七支刀だ。
オピウムは飛来する義父さんの大剣を七支刀で斬り払い、粉みじんに打ち砕いた。
「大和、貴様のイメージでは……」
オピウムが嘲笑を浮かべた瞬間、義父さんがパチンと指を鳴らした。コナゴナになった剣の欠片が一斉に赤く輝いた。火花が一気に弾ける。大爆発。オピウムは紅蓮の炎に周囲の木々ごと飲み込まれた。遅れてやってくる爆音と衝撃の余波に、僕も顔を伏せる。
「この隙に撤退。急げ!」
義父さんの声。反応しようと意識を傾ける。
噴煙のなかから稲妻をまとった青白い閃光が放たれた。
雷鳴は義父さん目がけて飛来し、地面を穿つ。大爆発が大地を巻きあげる。先行してた義父さん、カンナちゃん、ハピ子が粉塵のなかへと消えていく。遅れてやってきた衝撃波に僕はふっ飛ばされた。舞いあがる煙や土埃に、僕は這いつくばったまま目を細める。まったくなんにも見えない。みんなは大丈夫?
ふと、足音が聞こえた。
「……砕月、約束どおり、お前を迎えに来た」
オピウムが煙のなかから現れた。義父さんの起こした爆発の被害なんて、まったく感じられない綺麗な顔。そして優しい微笑み。くそぅ、極悪人のくるくるぱーだってわかってるのに……どんなにがんばっても、おっぱいの大きい綺麗な女の人にしか見えない。
「愛の言葉ほど無力なものはない。なぜなら、僕とあなたは、こうして敵同士。まるでロミオとジュリエットのように、この世界が二人を引き裂くんだよ。ああ、愛しい君よ、どうか悲しまないでおくれ」
僕のビョーキが、なんかわけのわからないこと言ってる。なんで、ひざまずきながら胸に手を当て「愛しい君よ」と手をのばしてるんだろう? 役者気取りか?
ふと視界の斜め下から光る牙が跳ねあがり、オピウムへと迫った。
タマの大鎌だ。タマは僕の横からオピウムへと踏み込み、大鎌を斬りあげる。
「砂利が」
忌々しげにつぶやくオピウム。逆袈裟に斬りあげられた大鎌は、片手でなんなくつかまれる。バキリと音が鳴った。大鎌がガラス細工のように砕け散る。だが、白い影はとまらない。得物を失おうとも闘争本能は枯渇せず、その細い肢体をフルに使って鋭い打撃を叩き込む。ブルース・リーのジークンドーみたいにタマが拳を乱打していく。顔や胸を狙う打撃、膝を押さえるような蹴り。その全てをオピウムはさばき、受ける。不意にタマの構えが変わった。直線的な攻撃が一転、体が開き、縮み、腕がぶん回る。フック軌道のレバーブロー。文句ない一撃がオピウムをとらえる。でも、オピウムはピクリとも動かない。
「蠅(はえ)だな」
僕には初動がつかめなかった。握られた拳が無造作にタマの横っ面へと叩き込まれている。その一撃でタマの体幹から力が抜けた。タマの姿勢が崩れる。オピウムの手には、青白く輝く七支刀がいつのまにか握られている。ふりかぶった。
僕は、とっさにタマの体を引いて巻き込むように抱きかかえ、回転しながら倒れる。背中を熱いなにかが通り過ぎる。尖った熱さは鋭い痛みに変わる。
斬られた。
肩甲骨の当たりから斜めに痛みが奔っている。倒れたおかげで、骨までは断たれてはいない。でも、痛くて立てそうもない。思考が混線し、軽い瞬時のパニック。けど、僕も慣れたもので、すぐに状況を把握……タマは守れた。
「タマ……」
呼びかけたけど反応がない。僕の体の下敷きになったタマは目を開いているけど、焦点が合っていなかった。どうやら裏拳のダメージがまだ残っているようだ。僕は僕で痛みにうめき声が漏れてしまう。でも、デバッガの僕なら背中の傷は治せる……はずだ。現実世界でどこまでその力が反映されるのかは知らないけど……
「砕月、なぜ邪魔をする? なぜ庇う? なぜ私の言うことをきかない?」
背後で困惑しているような声が聞こえた。それがわからないってのは、やっぱりオピウムはプッツン系女子だってことだ。背中は痛むけど首だけ振り返り、後ろに視線をむける。
「僕とあなたは敵同士。これでいい……もう、これであなたが誰かを傷つける姿を見ないですむ」
なんかよくわかんないけど、僕のビョーキが既に死を覚悟しちゃってた。
「本当は敵も味方もない。全ては僕が愛すべき対象。ああ、愛しい君たちよ、どうか、もうこれ以上、誰も傷つかないでおくれ」
今回のビョーキがなにキャラなのか、僕にもよくわからない。オピウムはなにか信じられないものでも見たかのように顔面蒼白になっていた。怒りのせいか口元が震えている。
「……砕月、お前はまた私の邪魔をするというのか? また行くなと私をとめるのか? 泣き叫んで私を惑わすのか? これはお前のためでもあるんだぞ!」
いきなりシャウトされたって、なに言ってんのかわからない。
「愛に国境も常識も過去も関係ない! ラブ&ピースの精神は、まず男女の間から育(はぐく)んでいくべきじゃないだろうか? そりゃ互いに仇敵同士、すぐに心を開くのは難しいさ。でも、とりあえず体は開いていこう! いや、なんなら心は開かなくていい! 体だけでも開いていこう!!」
すいません、誰でもいいので、僕のビョーキを殺してください。
ふと、オピウムの瞳から輝きが失せた。
「……愛しき我が汝妹の命を子の一つ木に易へむと謂へや」
かすれ震えるその声は、それまでのオピウムのものとは違っていた。その異常な変化と雰囲気に、痛みさえ忘れる。明確な殺気に、ゾクリと背筋が毛羽立った。
あ、僕、殺される。そう悟った僕は、とっさにタマを抱きしめた。
「タマ! 僕はいつだって心も体もフルオープンだからね!」
今際の際に出てくる発言がこれじゃあ、死んでも死にきれねぇ……
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
この続きは、現在発売中の『モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)6』にて!